2ヶ月の誕生日が来たら予防接種を始めましょう。
初めてのお子様の方は時間をかけてご説明致します。
接種スケジュールについてもご相談ください。
ご予約はお電話にて受け付けております。
尚、第二木曜日およびその翌日の金曜日は休診となりますのでご注意ください。
定期接種と任意接種について
身体計測、診察(医師が必要と判断した場合、尿化学検査、血液検査を行います。)
定期接種
予防接種法で接種に向けて努力義務の規定があるワクチンです。費用は公費で負担されます。
任意接種
予防接種法での規定のないワクチンです。ご家族・ご本人の判断で接種を受けることになります。
生ワクチンと不活化ワクチンについて
生ワクチン
病原性を弱めて投与し、体内で増殖させて軽い感染を起こし、免疫を与えます。基本的に1回の投与で免疫が獲得されるとされてきましたが、加齢による免疫の低下が確認され、平成18年4月よりMRワクチン(麻疹・風疹ワクチン)は2回接種することとなっております。
不活化ワクチン
細菌やウイルスに熱やホルマリンを加え病原性を不活化して投与し、免疫を誘導します。生ワクチンと異なり、免疫を得るのに数回の接種が必要です。当院で行う予防接種
BCGワクチン
予防する病気:結核
結核菌によって引き起こされる結核を予防するためのワクチンです。ワクチンの種類:生ワクチン
接種時期と間隔
対象年齢:生後6ヵ月未満乳幼児期の可能な限り早い時期での接種が重要です。BCGは接種期間が短く、原則生後6ヶ月までに接種する事になっています。
1歳未満(標準年齢3~6ヵ月)
回数:1回
DTP(3種混合ワクチン)・DT(2種混合ワクチン)
予防する病気:ジフテリア/百日咳/破傷風
ワクチンの種類:不活性化ワクチン
接種時期と間隔
[1期:初期接種]対象年齢:生後2~90ヵ月未満(標準年齢:3~12ヵ月)
回数:3~8週間間隔で3回の皮下注射
[1期:追加接種]
対象年齢:生後2~90ヵ月未満(標準年齢:初回接種終了後1~1年半の間)
回数:1回
[2期]
対象年齢:11、12歳(標準:小学校6年生)
回数:
DT(2種混合)を1回
DPT三種混合ワクチンの接種を受ける前に百日せきにかかってしまった場合に使用します。接種方法は1期の初回接種は通常2回、追加接種は12~18月後に1回行います。
また、2期として小学校6年生時に追加接種を1回行います。
[2期]
対象年齢:11、12歳(標準:小学校6年生)
回数:1回
Hibワクチン
予防する病気:ヘモフィルスインフルエンザb型菌
インフルエンザ桿菌、冬場流行するインフルエンザとは全く無関係な細菌の感染を防ぐことができるワクチンです。接種時期と間隔
生後2~3ヶ月からの接種開始が望ましいと思われますので、三種混合との同時接種をお勧めします。不安も多いと思われますので、お早目にご相談ください。
基本接種:7ヶ月未満児、生後2カ月から接種可能
4~8週間隔で3回接種(医師が必要と認めた場合は3週間の間隔で接種も可能)、その後、おおむね1年の間隔をおいて追加接種1回。合計4回です。三種混合(DPT)と同時接種も可能です。BCG接種の時期と重なり、BCG接種後は4週間の間隔をあけて接種することになるので、その際はご相談ください。
初回接種が生後7ヶ月~12ヶ月未満
生後7ヶ月も過ぎると、Hibに対する抗体を作る能力が少し上がってくるので、初回は2回で終了とします。その後1年あけて追加接種。合計3回接種です。ポリオ生ワクチンや三種混合(DPT)と重なる時期ですが、他のワクチンと同時接種も不可能ではないので、ご相談ください。
初回接種が生後12ヶ月~5歳未満
乳幼児期と違い、Hibに対する抗体を作る能力が上がっているので、1回接種しただけで終了とします。1年後の追加接種も不用とされています。
ポリオワクチン
予防する病気:小児麻痺
ポリオウイルスによる感染およびそれによる小児まひを防ぐためのワクチンです。日本での感染ほとんどなく生ワクチンから不活化ワクチンとなりました。また、三種混合と組み合わせた四種混合のワクチンもでき、当院でも取り扱っております。
ワクチンの種類:不活化ワクチン
接種時期と間隔
不活化ポリオワクチンは、3種混合ワクチンのように注射で投与します。
注射の回数は合計4回で、標準的な接種スケジュールは、初回接種を3回行い、その1年後に追加接種を1回行います。
また、接種スケジュールは3種混合ワクチンと同じです。
[1期:初期接種]
対象年齢:生後2~90ヵ月未満(標準年齢:3~12ヵ月)
回数:3~8週間間隔で3回の皮下注射
[1期:追加接種]
対象年齢:生後2~90ヶ月未満(標準年齢:初回接種終了後1~1年半の間)
回数:1回
MRワクチン(麻疹・風疹ワクチン)
予防する病気:麻疹(はしか)/風疹(3日はしか)
風疹の感染はこのところの流行で妊娠中の方が感染する事で、胎児に影響がでることが改めて話題になり、重い症状を呈する麻疹とともに是非受けて頂きたい予防接種です。
ワクチンの種類:生ワクチン
接種時期と間隔
[第1期]対象年齢:1歳以上2歳未満(標準年齢:12ヶ月~15ヶ月)
回数:1回の皮下注射
[第2期]
対象年齢:小学校就学前の1年間
回数:1回
水疱瘡ワクチン
予防する病気:水痘
水疱瘡ウイルスによる水痘を防ぐワクチンです。ワクチンの種類:生ワクチン
接種時期と間隔
対象年齢:1歳を過ぎたら、年齢と関係なく接種できます。回数:2回の皮下注射
おたふく風邪ワクチン
予防する病気:おたふく風邪
おたふく風邪を予防するためのワクチンです。おたふく風邪は耳下腺が腫れるだけで済む事が多いのですが、稀に髄膜炎や難聴を起こす事が有るので、なるべく防ぎたい病気です。
ワクチンの種類:生ワクチン
接種時期と間隔
対象年齢:1歳を過ぎたら、年齢と関係なく接種できますが、3~4歳頃がよいでしょう。回数:1回の皮下注射
日本脳炎ワクチン
予防する病気:日本脳炎
日本脳炎は、日本を含めアジア諸国で流行する病気です。主に水田で発生するコガタアカイエカが媒体し、夏に出現します。ポリオなどと同様、有効な治療法がないので、予防接種で予防する事が大切になります。感染すると大部分が死亡したり、重度の後遺症を残します。尚、潜在期間は約5~15日で、症状は頭痛、発熱、嘔吐、意識障害、痙攣、麻痺等です。
接種時期と間隔
3歳頃:2回接種(1~4週の間隔)、1年後に追加接種。9~13歳:二期の接種、あるいは3年毎の追加接種。
小児用肺炎球菌ワクチン
予防する病気:肺炎球菌感染症
時として重症感染につながる肺炎球菌の感染を防ぐワクチンです。当院でも同時接種が可能です。
ワクチンの種類:不活化ワクチン
接種時期と間隔
小児用肺炎球菌ワクチンは、接種開始年齢により接種回数が4回~1回と異なります。三種混合ワクチンやHibワクチンと同時接種をする事がお勧めです。
ロタウイルスワクチン
予防する病気:ロタウィルス感染症
下痢嘔吐等を引き起こす冬場に多く起こる胃腸炎の原因であるロタウイルスの感染を予防するワクチンです。ワクチンの種類:生ワクチン
接種時期と間隔
対象年齢:生後6週0日~24週0日まで(誕生日を生後0日と考えます)。1回目の接種は、生後14週6日までに行うことをお勧めします。
ロタリックスR:
4週間の間隔を空けて、生後20週(140日)までに1回目、生後24週(168日)までに経口接種をしていただくことにより、予防効果が得られます。生後24週以降は接種することができません。
インフルエンザの予防接種について
インフルエンザワクチンは、インフルエンザウイルスの感染を予防するためのワクチンです。
冬場に流行のピークがあるので、当院では10月末から年末にかけての接種を予定しております。
尚、詳しくは当ホームページにてお知らせして参ります。